目黒製作所(めぐろせいさくしょ)は、1925年に鈴木 高次によって設立した自動車修理とオートバイの部品製造販売の会社です。1932年にエンジンの製造を開始し、5年後にはメグロ社製のオートバイ第1号の製作に成功しました。その後も順調に「Z97」の販売を行い、1939年に株式会社となったのですが、第二次世界大戦が始まりオートバイ事業は中断を余儀なくされてしまいました。その間、航空機の部品製造を行い、第二次世界大戦が終結してから、オートバイ事業を再開したのです。250ccの「メグロ・ジュニア・S3」や500ccの「メグロ・スタミナZ7」などの排気量の大きなオートバイを得意とし、黄金時代を迎えました。しかし、50ccや125ccの小型車ブームにより大型車の需要が少なくなったことと、小型車を得意としたホンダなどの勢いに打ち勝つことができず、業績不振に陥ってしまったのです。1964年に崎航空機工業に吸収され、メグロの伝統はカワサキ車に受け継がれることになったのです。