トーハツ株式会社は、1922年に高田 益三によって設立された内燃機関の会社です。元々は発動機付揚水ポンプの生産を行っていましたが、原動機付自転車の普及に伴い、自動二輪車の開発にも取り組むようになったのです。それまでの、軍の発電用エンジンの生産や、漁業・農業向けエンジンなどの経験を活かし、1950年にオートバイ事業に着手しました。第1号として「トーハツ・パピー」を販売することに成功しましたが、当時人気を集めていたホンダの「カブ」に対抗することができず、更なる研究が積まれたのです。そして3年後、安価で性能の良いPK53型を販売すると一気に脚光を浴び、人気を集め、1955年には販売業績が国内第1位となったのです。それからトーハツは小型車を得意として国内有数のオートバイメーカーに君臨したのですが、ヤマハやスズキの進出により業績不振に陥ってしまったのです。そして、会社更生法適用後は、船外機や消防ポンプなどの開発生産を行うようになりました。