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2008年01月16日

BMW

BMW(Bayerische Motoren Werke AG)は、1913年にカール・フリードリッヒ・ラウプによって、ドイツのミュンヘンに航空機・船舶用エンジンメーカーとしてラップエンジン製造会社が設立され、1917年に現在のBMWに改称されました。そして1923年に、オートバイの製造が開始され、縦置き水平対向2気筒エンジンを採用した「R32」が販売されました。BMWというと自動車のイメージが強い人も多いようですが、二輪車の販売の方が早かったのです。また、BMWのオートバイは他社のものより内部構造の種類が多いのが特徴で、乾式単板クラッチやシャフトドライブなどを採用し、その後も開発が進められていました。そして1980年代には排気触媒装置やパラレバーリアサスペンション、1990年代にはテレレバーフロントサスペンションが登場し、2000年に入ると、インテグラルABSやデュオレバーフロントサスペンション、オートマチック・スタビリティ・コントロールなど、四輪車並みの装備が登場しています。

KTM

KTM(ケー・ティー・エム)は、1953年にハンス・トゥルンケンポルツがオーストリアに設立したオートバイ製造販売会社です。設立のきっかけは、ハンス・トゥルンケンポルツが20人ほどの仲間を集めてオートバイを製造したことで、当初はマッティングホーヘンという小さな町で始めた工場でしたが、現在では世界12カ国以上の国に販売子会社を持つなど、ヨーロッパ第2位の販売メーカーに成長しました。KTMは「クローノライフ、トゥルンケンポルツ、マッティングホーヘン」の頭文字を取ったもので、「クローノライフ」「トゥルンケンポルツ」はそれぞれ人の名前で、「マッティングホーヘン」は最初に工場を設立した土地の名前を指しています。KTMはオフロードバイクを専門的に扱ってきましたが、最近ではオンロードバイクを扱うようになり、ロードレース世界選手権にも参加しています。2006年、2007年には日本人のモーターサイクル・ロードレースライダーを起用して好成績を残しました。

オートレース

オートレースは、オートバイを使用したギャンブルの一種で、日本の公営競技となっています。過去には四輪車のレースも行われていましたが、1973年に廃止されました。1日に通常12レース行われ、内周500m、幅30mの楕円形のコースを8人のプロ選手によって争われるレースです。レースは2種類あり、1つは実力のある選手が後方のスタートラインから、スタートする「ハンデレース」、もう1つは技量差のない選手同士のハンデのない、出走選手全員がスタートラインからスタートする「オープンレース」です。それぞれ違ったギャンブル性があり、予想の仕方が変わってきます。また、コースは少し傾斜がついていて、この傾斜によってスピードが出しやすくなるとされています。車券購入は20歳以上が認められています。オートレースに使用されるオートバイにはブレーキがついておらず、2速ミッションでハンドルの形状が左右非対称というのが特徴になっています。

カワサキ

川崎重工業株式会社(かわさきじゅうこうぎょうかぶしきがいしゃ)は、1878年に川崎 正蔵により造船所である川崎築地造船所が設立されたことで生まれた輸送機器や機械装置を製造販売する会社です。第一次世界大戦や第二次世界大戦を乗り越えて日本の産業を支え続けてきた企業の1つで、戦後、二輪車用エンジンの製造を始めたことがきっかけでオートバイ製造販売の会社としても有名になりました。1964年には同じくオートバイ製造販売をしていたメグロを吸収し、大型二輪車の製造市場に進出し、日本を代表するオートバイメーカーに発展したのです。しかし、独自の市場戦略のため、国内メーカー4社の中での売上げは最下位となっていますが、大型二輪車の製造販売に関しては根強い人気を持っているため、国内第2位の座に君臨しているのです。また、特徴的な塗装は「カワサキカラー」として愛好家の間で人気を集めています。

キャブトン(CABTON)

みづほ自動車製作所(みづほじどうしゃせいさくじょ)は、1923年に内藤 正一によって設立されたオートバイの製造販売会社です。「CABTON」(キャブトン)という名前は「Come And Buy To Osaka Nakagawa」(大阪中川まで買いに来たれ)から由来しており、それぞれの単語の頭文字からきています。1927年にキャブトン第1号の製造販売に成功すると、350ccのサイドバルブ車を中心に国内のオートバイ市場に名を連ねていました。第二次世界大戦が始まると、オートバイの生産は一時中断されました。そして戦争が終結すると間もなく、オートバイの製造を再開し350ccから600ccの排気量の大きなオートバイを得意とする、メグロと並ぶ大型車の一流メーカーとなったのでした。その後、125ccや250ccの小型~中型のオートバイの生産にも取り組むようになりましたが、50cc~125ccの小型車ブームのあおりを受け、量産による廉売戦略にも失敗し1956年に倒産してしまいました。

スーパーモタード

スーパーモタード(Supermotard)は、舗装路8割と未舗装路2割というコースで行われるオートバイレースのことを言います。ロードレースとモトクロスを合わせたような競技で、オンロードタイヤを装着したモトクロッサーを使用するレースとなっています。起源はアメリカで、それぞれのレーサーの中で誰が1番早いのかという議論が行われたことにあり、いわばオートレースの異種格闘技戦のようなものから生まれた競技です。スーパーバイカーズと呼ばれ、人気を集めていましたが次第に衰退していき、オートレースが盛んなヨーロッパに人気は移行して行ったのです。そこで「スーパーモタード」と呼ばれ、人気を博すと再びアメリカでも注目を浴びるようになり、2000年を過ぎた頃に日本でも開催されるようになりました。モトクロス同様、ジャンプスポットなどが設けられており、ハイスピードなコーナリングなどオフロードとオンロードの魅力を兼ね備えた競技となっています。

スズキ

スズキ株式会社(スズキかぶしきがいしゃ)は、1920年に鈴木 道雄により、繊維を織る織機を製造販売する会社が設立されたことで生まれた、オートバイなどの輸送用機器を製造販売する会社です。1980年代にRG250ガンマというレーサーレプリカを販売したことで一躍人気を集めました。また、最近人気を呼んでいるビックスクーターを最初に開発したのもスズキだと言われており、それまで50ccや125cc、250ccのスクーターは他社からも販売されていたのですが、400ccという異例の大排気量エンジンを搭載したスクーターを開発したのです。さらに650ccのビックスクーターを販売することに成功しました。また、スズキは軽自動車の製造を得意としており、国内の軽自動車市場では常に上位に入る売上げを誇っています。1973年~2006年まで34年間連続で国内第1位に君臨しているという快挙も果たしているのです。

ダートトラックレース

ダートトラックレース(dirttrack race)は、オートバイ競技の一種で、アスファルトなどで舗装されていない土の路面を用いた長円のトラックで行われるレースです。アメリカで行われていた草レースが起源であると言われており、トラックは1周400m、800m、1,600mの3種類あるのですが、日本では200m、400mで競技が行われています。シンプルなレースではありますが、コーナーをいかに早く回るかがポイントになってくるため、コントロールテクニックが求められる競技となっているのです。オートバイを横滑りさせることで減速させ、スロットルコントロールで加速してバランスを維持する方法など、ドリフトを盛り込んだテクニックが利用されることが多いようです。使用されるオートバイは、オフロード車を改造した車両が多く用いられ、ライダーは鉄製のスリッパーを左足に装着するようになっています。

ツーリング

ツーリング(touring)は、オートバイで観光地や山岳コースを楽しむことを言います。海岸沿いや景色の良い道路を走ることを指し、通勤や通学での走行は「ツーリング」とは言いません。簡単に言うと自動車のドライブと同じようなもので、オートバイでの旅行を全般的に指します。ツーリングに人数は関係なく、1人でも多数でも構いませんが、複数のライダーが集団で行う場合は「マスツーリング」と呼ばれ、大型連休の時などによくその姿が見られます。多くのライダーにとって北海道はツーリングの憧れの地とされており、広大な自然の中の一本道を堂々と走るのが爽快だと言われています。また、夏の北海道は湿度が低く、冷涼なため多くのライダーが集まりますが、北海道へ行くにはフェリーなどで移動しなければならず、長期休暇が必要になるためなかなか行けないというのが現実のようです。そのため、近場の軽井沢や那須などへ出かけるライダーも多いようです。

ドゥカティ

ドゥカティ (Ducati) は、アントニオ・カヴァリエリ・ドゥカティの3人の息子であるブルーノ、アドリアノ、マルチェロによってイタリアのボローニャに設立されたオートバイ製造販売会社です。設立当初は無線機器やラジオなどを製造していましたが、第二次世界大戦によって工場が破壊され、戦後、工場を復旧させると共にオートバイの製造を始めたのです。原動機付自転車のライセンス供与から始めたものでしたが、あまりに好評だったため翌年には、ライセンスを買い取ったのです。そこから改良が進められていったのですが、工場を再建できるほどに至らず通信機器部門と、オートバイ部門が分割されて公営化されたのでした。しかし、その後はスーパーバイク世界選手権に開始当初から参加するなど、レース用のバイクに力を注ぎMotoGPクラスなどにおいても、上位に入賞するメーカーとしても有名で、強制バルブ開閉システムのデスモドロミックを採用していることなどが特徴のオートバイ製造会社となっています。

トーハツ

トーハツ株式会社は、1922年に高田 益三によって設立された内燃機関の会社です。元々は発動機付揚水ポンプの生産を行っていましたが、原動機付自転車の普及に伴い、自動二輪車の開発にも取り組むようになったのです。それまでの、軍の発電用エンジンの生産や、漁業・農業向けエンジンなどの経験を活かし、1950年にオートバイ事業に着手しました。第1号として「トーハツ・パピー」を販売することに成功しましたが、当時人気を集めていたホンダの「カブ」に対抗することができず、更なる研究が積まれたのです。そして3年後、安価で性能の良いPK53型を販売すると一気に脚光を浴び、人気を集め、1955年には販売業績が国内第1位となったのです。それからトーハツは小型車を得意として国内有数のオートバイメーカーに君臨したのですが、ヤマハやスズキの進出により業績不振に陥ってしまったのです。そして、会社更生法適用後は、船外機や消防ポンプなどの開発生産を行うようになりました。

トライアル

トライアル(Observed trials, Motorcycle trials)は、オートバイ競技の一種で、作られたコースの中を足を着かずに進んで行くという競技です。イギリスの貴族が遊びで行っていたのが競技になったと言われていますが、自然の中で行われることが多く、コースの中に作られたセクションごとに採点が行われるようになっています。採点方法としては、足を着いたり転倒したりすると減点されることになっており、バックしたりセクションを通過できなかった場合には大きな減点が与えられます。最終的に点数が多かった人が勝者となる競技です。バランス感覚とバイクの操作技術が要求されるもので、垂直な壁を登ったりすることもあるショー的要素も高く、根強いファンのいる競技となっています。年々、オートバイの性能も進化し、ライダーの技術も向上していることから各セクションの難易度も高まっていると言われており、観る側にしてみれば相当見ごたえのあるものとなっているようです。

トライアンフ

トライアンフ(Triumph)は、シーグフリード・ベットマンがイギリスに設立したオートバイ製造販売会社です。1885年に輸入貿易会社としてスタートした会社が、自転車を扱うようになったのがきっかけで、1887年に「トライアンフ・サイクル社」を設立し、1900年代にオートバイが普及し始めた頃に他社製エンジンを使用したオートバイを製作したのが第1号となりました。その後改良が重ねられ、1905年頃には完全な自社生産車を製造することに成功し、「トライアンフ・エンジニアリング社」と社名を変更したのです。その後、第二次世界大戦が始まると軍用車としての需要が増え、約5万台もの軍用車を製造したと言われています。そして第二次世界大戦が終結した後は、軽量で高性能なオートバイとして人気を集め、黄金期を迎えるのでした。しかし、日本製のオートバイの性能が向上するとともに、その業績も次第に悪化していくことになりました。その後は、他社と異なった車種を製造販売することで、独自のカラーを保っているようです。

ハーレーダビッドソン

ハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)は、1903年にアーサー、ウォルターのダビッドソン兄弟とウィリアム・シルヴェスター・ハーレーによって、アメリカ合衆国に設立されたオートバイの製造会社です。日本に輸入されたきっかけは、軍用車両として日本陸軍が購入したのが始まりと言われています。大排気量空冷OHV、V型ツインエンジンの重厚感が特徴で、多くのファンを魅了しているバイクの1つで、過去に日本国内でも「陸王」の名でライセンス生産・販売されたこともあったのですが、製造メーカーが倒産したことで輸入販売のみとなったのです。現在では、ハーレーダビッドソンジャパン(株)として日本法人の正規販売会社が設立されたため、安心して購入することができるようになりました。大型バイクのイメージが強いハーレーダビッドソンですが、一時は小型スクーターの製造に取り組んだこともあります。

バイク

バイク(bike)とは、英語の「bicycle」すなわち自転車を意味する言葉ですが、日本で意味するのは「motorcycle(モーターサイクル)」と呼ばれる、エンジン付きの二輪車を指すものが多いです。また、同様の意味を持つ「auto」と「bicycle」を合わせた「オートバイ」もこのエンジン付きの二輪車を指す言葉として作られた和製英語です。排気量が少ないオートバイのことを「ミニバイク」や「スクーター」と呼ぶこともあります。オートバイの原型は1868年にフランスのエンジニアによって考案されました。その後、開発が進められて1903年に、ウイリアム・ハーレーとアーサー・ダビッドソンがモペッドの原型となるオートバイを作り出したのです。そして1920年代には、オートバイは社会に浸透し、1930年代には日本でも宮田製作所による「アサヒ号」が発売されると次第に浸透していったのです。

ビューエル

ビューエル (Buell) は、1986年にハーレーダビッドソンのエンジニアだったエリック・ビューエルによって、アメリカ合衆国に設立されたオートバイの製造販売会社です。ハーレーダビッドソン製のエンジンを使用したものでしたが、オリジナルフレームを使用することでハーレーダビッドソンと異なるロードスポーツバイクとして製造販売していました。そして1998年にハーレーダビッドソンに買収されました。ビューエルの特徴として、エンジンなどの重い部品を車体の底部中心へ持ってくることや、ラバーマウントでフレームとパワートレインを繋いでいることなどが挙げられます。また、極端なショートホイールベースが採用されたXBシリーズもビューエルの大きな特徴に加えられました。優れた運動性能を誇る大径シングルディスクブレーキを採用するなど、改良は進められています。これまでロードスポーツを中心に製造販売を行ってきたビューエルですが、最近では車高の高い車種も登場してきているようです。

ポケットバイク

ポケットバイク(pocket bike)は、4インチサイズのホイル・タイヤでホイルベースは680mm以内のリジットフレーム構造のバイクとして商標登録されていますが、最近ではその規格より若干大きなものも出回っているようです。ポケバイには運転免許が必要なく、年齢制限もないことから子供でも楽しめる乗り物として、おもちゃという扱いでした。しかし、低年齢から始められるオートバイの入門的なものとして見直され、ポケバイのレースで経験を重ね、オートバイのレーサーとして一流になる人も多いようです。また、サーキットでも体験講習を行っているところが多く、オートバイに興味を持っている子供や、将来的にレーサーを目指す人、自分の子供に夢を託したいと思っている親などには良いきっかけとなっているようです。ポケバイは公道での走行は禁止されており、サーキットなどでしか走行することはできません。発祥は日本ですが、ポケバイ出身の世界にも名の通るプロレーサーが増えたため、現在ではヨーロッパやアメリカなどでも広まっているバイクの1つとなりました。

ホンダ

本田技研工業株式会社(ほんだぎけんこうぎょう)は、本田 宗一郎によって1948年に静岡県浜松市に設立された内燃機関、各種工作機械の製造販売会社です。ホンダはそれまで自動車部品を製造していましたが、トヨタグループに売却して各種工作機械の製造と研究を始め、A型自転車用補助動力エンジンを開発したことで、「スーパーカブ50」が生まれました。それが人気を集め、世界へホンダの名前を広めることになりました。ロードレース世界選手権やスーパーバイク世界選手権などにも出場し、モータースポーツに力を注いでいます。ホンダはオートバイ以外でも多大なる業績を挙げており、自動車の開発にも同じように力を注ぎ、環境問題にも取り組んでいます。また、2006年には小型ジェット機市場への参入も発表し、更なる活躍が期待される会社です。オートバイにおいては、それぞれの排気量ごとに優秀な成績を収めており、世界第1位の座に君臨している日本が誇る企業の1つであります。

メグロ

目黒製作所(めぐろせいさくしょ)は、1925年に鈴木 高次によって設立した自動車修理とオートバイの部品製造販売の会社です。1932年にエンジンの製造を開始し、5年後にはメグロ社製のオートバイ第1号の製作に成功しました。その後も順調に「Z97」の販売を行い、1939年に株式会社となったのですが、第二次世界大戦が始まりオートバイ事業は中断を余儀なくされてしまいました。その間、航空機の部品製造を行い、第二次世界大戦が終結してから、オートバイ事業を再開したのです。250ccの「メグロ・ジュニア・S3」や500ccの「メグロ・スタミナZ7」などの排気量の大きなオートバイを得意とし、黄金時代を迎えました。しかし、50ccや125ccの小型車ブームにより大型車の需要が少なくなったことと、小型車を得意としたホンダなどの勢いに打ち勝つことができず、業績不振に陥ってしまったのです。1964年に崎航空機工業に吸収され、メグロの伝統はカワサキ車に受け継がれることになったのです。

モトクロス

モトクロス(Motocross)は、未舗装の斜面や丘などに作られた専用コースで行われるオートバイレースのことを言います。使用されるオートバイはオフロード専用の「モトクロッサー」と呼ばれる競技用のものが用いられることが多く、コースにはジャンピングスポットがいくつか作られていて、レースの見せ場にもなっています。砂埃を巻き上げながら行われるこのレースはショーのような一面も持っていて、コースの作り方にも工夫が凝らされているのです。自然の中で行われることが多いため、天候にも左右されやすい競技なので、規定時間で争うよう定められています。また、屋内で行われることもあり、ジャンピングスポットなどのコース作りに力を注いでいる「AMAスーパークロス」も人気を集めています。舗装路と違い、路面のコンディションは複雑ですが140km/h近くまで加速できるコースもあり、エキサイティングしたレースとして根強いファンもいるレースです。

ヤマハ

ヤマハ発動機株式会社(ヤマハはつどうきかぶしきがいしゃ)は、1955年に川上 源一により設立された輸送用機器を製造販売する会社です。元は楽器製造を行っていた、日本楽器製造の中でオートバイ生産を開始したのですが、後に分離されモーター関連の製造販売会社として設立されました。そして楽器を製造していた部門は現在のヤマハとなって国内でも有名な楽器メーカーとなりました。設立したその年に、富士登山レースや浅間火山レースに出場し、みごと優勝したことで一躍脚光を浴びるようになったのです。その後も二輪ロードレース競技においては毎回と言って良いほど、ホンダとトップ争いを繰り広げており、世界にもその名が知られています。また、ヤマハのエンジンは、4輪モータースポーツにも参入しており、さまざまなレーシングチームにエンジンを提供した経験を持ちます。その他にもスノーモービルやレジャーボート、電動自転車など多くのモーター関連事業を展開しています。

ロードレース

ロードレースは、舗装路でのオートバイのレースのことを言います。公道を走れないレース専用車両で参戦するものと公道を走る目的で作られた車両を改造して参戦するものに分けられていて、いずれも予選があります。予選は、定められた距離や時間を周回して順位を決めるというやり方で、1周あたりの最高記録で順位をつける方法が多いようです。レースに使用されるオートバイは日本国内のメーカーがほとんどですが、国内での人気や知名度が低いのに対し、ヨーロッパでは爆発的な人気を誇っています。市販車を改造した車両を用いるレースはプロダクションレースとサイドカーレースに分類され、プロダクションレースは各国のレース事情に合わせて様々なクラスが存在し、ヨーロッパでは公道レースも盛んに行われています。2~4人のライダーがチームを組んで行う耐久レースというものもあり、海外では「ル・マン24時間耐久ロードレース」などが有名です。

宮田工業

宮田工業株式会社(みやたこうぎょうかぶしきがいしゃ)は、1934年に宮田 栄助によって設立された輸送用機器の製造販売の会社です。元々は鉄砲鍛冶から始まった会社ですが、1902年に自転車に着目し、自転車製造に力を注ぐようになりました。そして世界各国で原動機付自転車の開発が進められると、宮田工業も自転車に原動機を付けたオートバイの製造に取り組むようになり、1913年にトライアンフ型アサヒ号オートバイの製作を完成することができたのです。そしてその数年後には、全てを製作することに成功し、国華号自転車を発売することができました。しかし、その後再び自転車産業に戻り、現在では日本有数の国産自転車メーカーとしてその地位に君臨し続けています。自転車レース大会を富士重工業と共同開催し、自社の自転車ロードレースチーム「チームミヤタ」を持つほど力を注いでいるようです。また、消火器の製造販売でも有名で、1952年に日本で初めて粉末消火器を開発したのです。

原動機付自転車

原動機付自転車(げんどうきつきじてんしゃ)は、総排気量が50cc以下のものを指し、16歳から運転免許を取得することができます。学科試験に合格し、技能講習を受講することで免許証がもらえるのです。また、普通自動車の運転免許を取得すると自動的に、原動機付自転車も運転することができるようになります。ヘルメットの着用義務があり、2人乗りは禁止されています。また、法定速度は30km/hで、高速自動車国道および自動車専用道路は通行禁止とされており、原則として片側3車線以上の交通整理の行われている信号交差点では二段階右折をしなければならない決まりになっています。しかし、車検制度がないことや小回りの利く便利な乗り物であるため、最初に取得する運転免許としても根強い人気を誇っています。呼称としては原動機付自転車を略した「原付」や、自転車の俗称であるチャリンコを略した「原チャリ」が主流となっています。

書類チューン

『書類チューン』(しょるいチューン)は、違法行為の俗称で、改造をしていないオートバイを改造していると役所に届け出る行為を意味しています。その対象になりやすいのは主に原動機付自転車で、実際にはエンジンの改造を行わないのに、排気量を大きくしたと書類で申請することにより、第二種原動機付自転車としての扱いを受けるようになるのです。そうすると、第一種原動機付自転車の道路交通法である制限速度30km/h、片側三車線以上の交差点での二段階右折という規則の制限を受けなくなるという利点が出てきます。小型自動二輪車の免許を取得すれば良いだけの話ですが、国内のオートバイメーカーから原付二種の車種がほとんど販売されていないため、その免許の需要があまりないのが現実です。そのため、このような違法行為を起こしてしまう傾向にあると言えるでしょう。また、第一種原動機付自転車の運転免許は、第一種普通自動車運転免許などを持っていると運転できるということから、あえて小型自動二輪車の運転免許を取得するという行為に至らないのが一般的だと言えるのです。

小型自動二輪車

小型自動二輪車(こがたじどうにりんしゃ)は、総排気量が50ccを超え125cc以下のものを指し、16歳から運転免許を取得することができます。ただし、 視力が両眼で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ左右が0.3以上(眼鏡等使用可)という条件があります。免許は普通自動二輪車(ふつうじどうにりんしゃ)に属していますが、125cc以下の二輪車は第二種原動機付自転車の区分に値するため、市区町村に登録する場合はそのようになります。さらに、排気量50ccを超え90cc以下の小型自動二輪車は、ナンバープレートが黄色、排気量90ccを超え125cc以下の小型自動二輪車は、ナンバープレートが桃色などに色分けしている自治体も多いようです。また、排気量の識別がしやすいようにと、フロントフェンダーにU字型の白色テープと、後方に三角形の白色テープの掲示が必要になっていますが、義務ではありません。原動機付自転車と間違われやすいため、警察官に誤解を受けた停止命令をされないための予防のようなものになっています。

走り屋

走り屋(はしりや)は、オートバイに乗って高速走行を楽しむ人達のことを指します。正式名称はなく俗称とされており、乗り物もオートバイだけではなく四輪自動車についても当てはめられます。その行為は公道で行われることが多く、住民などの迷惑になることがあります。また、暴走族とは異なる集団とされていますが、警察の扱いでは同じグループにされています。走り屋の多くは暴走行為が目的ではなく、レースに憧れ模倣していることがほとんどのようです。また、走り屋が好む車両はスポーツタイプのものやレーサーレプリカが多く、高速走行に適した改造を施す傾向にあります。そのため、使用するパーツなどもレースに出場するオートバイが使用しているメーカーのものを使うのがステータスになっています。関東地方では主に首都高速道路都心環状線に出没し、パーキングエリアに集まるようです。行為自体は合法とは言えず、深夜などに行われることが多かったのですが、近年、合法的に「全日本プロドリフト選手権」という競技が開催されるようになりました。

大型自動二輪車

大型自動二輪車(おおがたじどうにりんしゃ)は、排気量400cc超のものを指し、18歳から運転免許を取得することができます。ただし、 視力が両眼で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ左右が0.3以上(眼鏡等使用可)という条件があります。大型自動二輪車は2年に1度車検が必要で、車体も大きく重量があるため簡単に乗ることのできないものです。運転技術も他の自動二輪車より要求されるようになります。免許を取得して3年以上であれば高速道路も走行でき、首都高速道路の一部以外の高速道路での2人乗りが可能となりました。自動車教習所などで技能教習を36時限、学科教習を26時限(普通自動二輪車の免許を取得しているのなら、技能教習12時限のみで学科教習はなし)受講してから免許を取得するのが一般的となっています。また、オートマチック限定免許については、650ccまでの排気量限定が付いています。

普通自動二輪車

普通自動二輪車(ふつうじどうにりんしゃ)は、総排気量が50cc超400cc以下のものを指し、16歳から運転免許を取得することができます。ただし、 視力が両眼で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ左右が0.3以上(眼鏡等使用可)という条件があります。免許は普通自動二輪車(ふつうじどうにりんしゃ)に属していますが、総排気量が125ccを超え250cc以下のものは、「軽二輪」に属すため重量税は新車届出時のみの支払いとなります。また、総排気量が250ccを超えるものは、「小型二輪」に属し、ナンバープレートは白色に緑色の枠がつきます。車検が必要になるため、重量税は車検毎に支払わなければなりません。免許を取得して3年以上と年齢が20歳以上であれば高速道路も走行でき、首都高速道路の一部以外の高速道路での二人乗りが可能となりました。普通自動二輪車は「中型」と呼ばれ、自動車教習所などで技能教習を19時限、学科教習を26時限受講してから免許を取得するのが一般的となっています。

陸王

陸王(りくおう)は、1932年に製薬メーカーだった三共がハーレーダビットソンの販売ライセンスを譲り受け、日本ハーレーダビットソンモーターサイクル(株)を設立したことがきっかけで生まれたオートバイの製造販売会社です。1912年にハーレーダビットソンを初めて輸入したのは日本陸軍でした。その後、生産した車両を日本国外へ持ち出さない事を条件として、ハーレーダビッドソン本社から日本での生産許可を得て、製薬メーカーだった三共が製造販売することになったのです。1934年型のハーレーダビットソンを国産化したことで、陸王内燃機(株)に社名を変更しました。そして第二次世界大戦後も、直後に生産を開始させるなど好調に製造販売を行いましたが、陸王内燃機(株)が業績不振により倒産したことで生産が中止されました。しかし、翌年1950年には、事業を引き継いだ昭和飛行機によって陸王モーターサイクル(株)が設立され、生産も再開されたのですが、10年後には倒産してしまいました。

2008年03月25日

トライク

トライク(Trike)は、オートバイ用語で自動二輪車を三輪へと改造した乗り物のことを言います。改造しているとはいえ、車検を取っているので公道を走ることができ、外観はサイドカーのようですがヘルメットを着用せず、高速道路での2人乗りも可能です。普通自動車の免許が必要で、トライクは二輪車の後輪部分を改造したものであり自動車の技術を応用したものが多いようです。しかし、ナンバーはバイクと同じものが付き、車検証には「側車付バイク(サイドカー)」と形状が表示されます。免許は普通自動車ですが、車庫証明や取得税は必要なく、自動車税は年間4000円、重量税は5000円と維持費はかからないため所持しやすいでしょう。二輪車よりも安定性があり、身体障害者が手軽に乗れる乗り物としても注目されているようです。また、2006年からマツダレンタカーが試験的に一部店舗でレンタルを始めました。しかし、安定性が良いと言っても転倒例が多く、オートバイメーカーによる生産は4輪に切り替えられることが多くなっているようです。

2008年09月03日

スクーター

スクーター(scooter)は、最小の物で8インチ、最大の物で16インチのホイールとタイヤを用いるバイクで、両足を揃えて置ける床板があるのが特徴です。多くのスクーターは、シートの下に収納スペースが設けられており、その中に荷物を入れることができる他、スクーターから降りた後にヘルメットや雨具などを入れておくこともできるため、大変便利な構造になっています。日本では、1947年に富士産業から販売されたラビットがスクーター第1号となり、その後も各社から次々に販売されました。そして1985年にヤマハがシート下にヘルメットを収納できる「ヤマハ・ボクスン」を開発したことで、スクーターにはヘルメットが収納できるというのが常識となったのです。また、スクーターは自動変速が多く、誰でも簡単に乗ることができるため、老若男女問わず利用されています。そして、1990年代からは大型のスクーターも開発され、ビッグスクーターブームとなりました。

2008年11月11日

カブ

カブ(Cub)は、本田技研工業株式会社が生産・販売しているオートバイで、1952年に生産した自転車補助モーターの愛称が始まりで、現在でも人気を誇るオートバイとしてのカブは、1958年に販売された「スーパーカブ」のことを指しています。高性能と高い耐久性が人気で、ロータリー式の変速パターンが特徴的なシンプルな構造となっていますが、これは通常のバイクだとギアチェンジの際、クラッチレバーを引かなければならず、片手では運転できない構造であることに不便さを感じた本田 宗一郎の意見によるもので誕生しました。そば屋が出前で使用するのに、片手で運転できるようにという配慮のもとに生まれた発想のようです。その機能性の良さから、業務用として使用する会社も多く、郵便局でも配達に使っています。また、カブは超低燃費車としても有名で1リットルあたり180キロメートルも走ると謳っていた時期もありました。しかし、現在では排気ガス対策のため、110~116キロメートルと好評しているようです。

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